玄関ドアが閉まるときにガチャガチャ、ガチャンと衝撃音が鳴ると困ります。

耳障りの悪い音ですし、夜間に上下階からこんな音を聞かされた隣人は怒ってしまうでしょう。

これを対策するときには主に三つ、「ドアクローザーを調整する」「ラッチを調整する」「丁番を調整する」を試してみてください。

ドアクローザーを調整する

ドアクローザーが付いたドアは、動きを変えられます。

ドアクローザーの内部に作動油が充てんされており、流量弁をドライバーで調整すると、動きが変わりますよ。

賃貸の玄関ドアでもいじって問題ありません。ゆっくり、静かに閉まるように調整しましょう。

動き調整のコツ

作動油の流れは、夏場と冬場の気温の違いで変わります。これは、粘度が変わるためです。

すると、夏はちょうどよくても冬は動きが遅すぎるとか、逆に冬はちょうどよくても夏は動きが速すぎるとうことが起こります。

しょっちゅう調整するところではないので、夏でも冬でもちょうど良い、ご自分が許容できる作動ポイントを探すと良いでしょう。

ラッチを改善する

ドアクローザーがない室内ドアは、ラッチの当たり方を改善しましょう。

そのため、ラッチ本体に当たり音をやわらげる緩衝テープを貼る方法を説明します。

厚みの大きい両面テープを貼り、はくり紙をつけたまま使うと音を少なくできます。

ラッチが当たる跡にテープを貼る

ラッチには、すでにストライクとこすれた跡がついていますね。

その跡をおおうように、厚みのある両面テープを貼りつけます。

ラッチからはみ出すと閉まらなくなるので、そこだけ気を付けてくださいね。

はくり紙は剥がさないでそのままにしましょう。

表面はつるつるですので、滑りがよくなります。

ラッチ本体を取り換える

ラッチ本体を静音タイプに取り換えることも可能です。

ラッチの最も出っ張った部位(ラッチボルト)が白い樹脂(滑りが良い樹脂)でできていて、ラッチ受けとあたる金属音がしにくい消音ラッチが、インテリア部品各社から市販されています。

チューブラッチと検索して、自分のドアラッチメーカーと合うか、交換できそうか、調べてみると良いでしょう。

チューブラッチは1,000円程度からありますので、気軽に交換できます。

丁番を改善する

丁番からギーギーと音がする場合、動きをよくする潤滑剤を塗ります。

潤滑剤といえば普通は油なのですが、家庭内では油がたれたりして周囲が汚れることも。

ノンオイルで、パウダータイプのシリコーン潤滑剤を使ってみてください。